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  • 2021.12.22

プレス向けの電解水透析説明会を開催しました!

こんにちは、日本トリムです。
あっという間に年末ムードになってきました。
気温も低くなり、身体が乾燥してしまっている方も多いのではないでしょうか?
意識的にこまめな水分補給を心がけましょうね。

12月9日、日本トリムはプレス(メディア)向けに電解水透析説明会を開催しました。記者の方々に電解水透析の知識を深めて頂くことを目的としています。
電解水透析とは、水の電気分解により陰極側に生じた、水素を含む透析用水を利用して行う透析療法です。
説明会当日は聖路加国際病院の中山昌明先生を講師に迎え、透析においての基礎となる腎臓の働きや、透析医療の現況・課題、電解水透析の開発と成果、現在の展開についてわかりやすく講演頂きました。

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会場の様子

皆さんは透析患者さんのQOL(Quality of life/生活の質)について、考えたことはありますか?腎臓機能が低下すると、老廃物や水分が適切に尿として排泄されなくなり、尿毒症や水分過多による心不全等の症状が出てくる危険性があります。その腎臓の代わりになる代替治療が透析療法です。中でも大半の患者さんが行う血液透析は、週3回通院し、1回あたり約4時間もの治療時間を要します。治療にある程度の拘束時間がある上、治療後に疲労感を覚える患者さんは多く、その疲労感は翌朝まで続くことがあります。これは家庭生活の質を低下させ、就業や社会活動等の社会復帰を阻害する原因になってしまいます。

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中山昌明先生の講演の様子

10月16日、聖路加国際病院、愛仁会 井上病院、疲労科学研究所、理化学研究所、日本トリムの共同研究グループは、電解水透析による重度透析関連疲労感に対する効果とその機序に関する論文を英国誌で発表しています。
その研究では、「電解水透析は、透析患者の重度の疲労感を8週間で実質的にほぼ無しまで低下させた」という研究結果が出ています。
その論文もふまえ、中山先生は講演の中で「電解水血液透析を次世代の標準治療にしたい」とお話されました。

○IMG_2858.jpgメディア関係者による撮影に応じる、(左から)専務・尾田、代表・森澤、中山先生

プレス向け説明会当日は、現地開催に加えオンラインでも配信し、参加者からは前向きなご質問やご感想を頂きました。日本トリムは引き続き、全国の病院・クリニックへの導入拡大、そして透析患者のQOL向上に向けた更なる研究開発を進めてまいります。

▼日刊ゲンダイ(12月22日付)に弊社記事「電解水素水を透析液に使用することで透析疲労が減少」が掲載されました
https://www.nihon-trim.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/12/20211222_%E6%97%A5%E5%88%8A%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%A4%E3%80%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%A0%E3%81%AE%E9%9B%BB%E8%A7%A3%E6%B0%B4%E7%B4%A0%E6%B0%B4%E3%82%92%E9%80%8F%E6%9E%90%E6%B6%B2%E3%81%AB%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E9%80%8F%E6%9E%90%E7%96%B2%E5%8A%B4%E3%81%8C%E6%B8%9B%E5%B0%91%E3%80%8D.pdf

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