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2021.01.19
コロナ禍での日本の未来~次世代農業の先駆者インタビュー(南国スタイル様 編)~新規農業者必見!電解水素水のすべて
こんにちは日本トリムです。
このコロナ禍のなか、当たり前にできていたことができなくなったりしている日々の生活の中で、これまでの生活様式が見直され、ニューノーマルに対応していくことの意義が問われています。
生活する上で当たり前にできていた「食事」は、食材を提供してくれている生産者さんがいるからこそ成り立っています。これまで当たり前にできていたことを再認識し、日々健康で生かされていることに感謝する機会が増えてきたように思います。
今回は、私達が生活する上で欠かせない「食事」を支えてくれている野菜生産者の方にこれからの農業のあり方などを取材しました。
取材にご協力いただいたのは、2011年6月から日本トリムの農業用整水器を導入し、機器から生成された電解水を使って作物を栽培されている高知県南国市にある株式会社南国スタイルの代表取締役専務の中村文隆さんです。
取材では、日照量が全国トップクラスという南国市で、高軒高次世代ハウスの設備環境のもと電解水を使って栽培しているパプリカなどの作物のことや中村さんご自身が持たれている農業に対しての熱い思いなども語っていただきました。
南国スタイルの代表取締役専務 中村文隆さん。※この写真は2017年に撮影したものです。
■農業をしようと思ったきっかけと南国スタイルで農業経営にいたるまでの経緯
祖父母が農業をしていたので、後継ぎとして私が農業をすることになりました。そのため、将来は個人で農業をできるように、大学も農学部にいきました。大学卒業後、さらに農業に精通できればと南国市の農協の職員に就きました。そこで、農業業界の現実を知ることになりました。それは、地域の農家の平均年齢は上がり農業人口が減ると同時に作物の生産量も減っていく、農業、農村自体が衰退している現実を目の当たりにしたのです。
知れば知るほど農業業界の危機を感じた私は、この状況を何とか改善させようと農協に声上げました。ちょうどその頃、農協でも若者が地域の農業を継承するとともに、将来的に農業で確実に生計を立てられるよう取り組みを進める組織「南国スタイル」を作ろうという話になり、私がこの南国スタイルに出向し、経営を任されることになりました。
■農業をする上で大切なことは「仲間」と「創意工夫」
農業は基本、自然相手なので作業をしている時はしんどいことばかりです。しかし、南国スタイルの経営に携わるようになり、これまで多くの人と関わり合いができ、助けてもらいました。農業をする上で人との関わり合いは財産だと思います。そのためにも、自分からどんどんコミュニティに入っていき、農業仲間を増やしていかなければいけません。
学問でいえば農業は皆さんが思っている以上に難しいと思います。広く浅く精通していなければいけないし、自然相手ですので、教科書で学んだことが全て現場で通じるかといえば通じません。素人でも教科書通りにやったら60点~70点ぐらいの農業ができる。残りの30点~40点は自分の創意工夫で100点に近づけます。臨機応変に応用していくことが必要です。
私はこの60点~70点ぐらいの農業ができれば生活していける所得が得られる仕組みづくりを農業活性化のためにもしないといけないと考えています。
■農業用整水器の水で育てると野菜の成長が早くなり、収量も増加した。
農業用整水器導入は、日本トリムさんから一度この農業用整水器の水で野菜を栽培して欲しいと依頼があったことがきっかけです。最初は水を変えるだけで、増収効果があるなんて思ってもいませんでした。絶対そんなことありえない。最初は疑いながらも1年間試しにネギとほうれん草を育てたところ、目に見えて結果が違ったので驚きました。農業用整水器の電解水素水で育てた方が、成長が早く元気に育っている実感があったのです。
左が水道水、右が電解水素水で栽培
左が地下水、右が電解水素水で栽培
その後、さまざまな野菜を栽培しました。ほうれん草や小松菜などの葉物野菜だと15%~25%程度の増収効果がでています。土に植わっている作物の方が効果が出やすいことに気づきました。葉面散布と潅水に電解水素水を使用しています。なぜ電解水素水で栽培すると成長が早く元気な野菜ができるのか。それは、溶解力によって土の中の養分をより多く水中に溶かし込み、浸透力によって、その養分と水分を根から効率よく吸収させているのではないかと考えています。
■南国市の日照量と農業用整水器の水を掛け合わせて、国産パプリカ反収※1位を目指す。
私はまだほとんど作られたことがない(国内では、まだ生産農家の少ない)市場の1割程度である国産パプリカを反収(※)全国1位にできるように目標を掲げています。抗酸化力の高いパプリカを抗酸化力の高い電解水素水で栽培すると相乗効果どうなるのかは非常に興味を持っていました。
※反収・・・1反(たん)当たりの収穫量
肉厚で大きく育ったパプリカ
農業用整水器
すでに、ここ3年程、農業用整水器の電解水素水でパプリカを栽培しており、5%~8%の増収効果がでています。この高軒高次世代ハウスの設備環境と南国市の全国トップクラスである日照量に加えて、農業用整水器から生成される電解水素水の高い「溶解力」と「浸透力」で、さらに収量が増えたのではないかと思います。また、一果重が大きく重く育っています。大分県や茨城県でも同じ品種を作られていますが、ここまで大玉になりません。これも、南国市の日照条件と農業用整水器の電解水素水が掛け合わさって大玉のパプリカが作れたのだと思います。
高軒高次世代ハウス内貯水エリア
パプリカの収量は、今までの軒高2メートルくらいの日本のハウスでは平均で1000平方メートル10aあたり8トン程度です。この高軒高ハウスで吊るすやり方で栽培すると10aあたり16トンの収量が平均ですが、うちでは21トン収穫できて売れています。これらも、電解水素水と南国市の気象条件を組み合わせて全国一位のパプリカ反収24トンを目指しています。
新しい品種のパプリカも栽培。通常のパプリカより甘味が強いのが特徴。
■農業は簡単にできない。いざとなった時に高品質な作物を栽培できる技術を身につけることが大切。その技術のツールの一つが農業用整水器です。
普段生活する上で当たり前にある野菜ですが、農業は簡単にできるような甘いものではありません。いざとなったら高品質なものを多く栽培できる技術を身につけておくことで、何かあった時にその対応力、技術力を身につけた農家は生き残っていけると思います。そのための技術として使っているツールの一つが農業用整水器です。
コロナ禍でも再認識したのでは、食べ物を作る一次産業は強いということです。私は多品目の野菜を栽培しており、流通チャネルも多いのでそこまで打撃を受けませんでした。
日本の農業人口は戦後は一千万人以上でしたが、現在では140万人、もうすぐ100万人になるといわれています。耕す面積は変わっていないので、昔よりライバルは10分の1です。個人での農業の規模を1軒で10倍生産ができる。かつ、近年、中国やインドネシアなど東南アジアの経済力が急成長しており、またその人口も日本の人口の10倍くらいになる。これまで海外から日本に食糧が輸入されてきましたが、今後自国の人口が増えると国内消費が上がるので、輸出どころではなくなると思います。海外からの輸出が減ると日本の野菜も需要が増えるので、近い将来、日本の農業は見直されるのではないかと思います。今後、農業ビジネスは成長していくと考えています。
私は、農業は人間の生命を担っている根幹の仕事であると思います。ですので、いざ需要が増えた時に、高品質な野菜を多く栽培できる技術を身につけておく農家は強いと思います。自分の努力次第でお客さんに「おいしい」と選んでいただけるような高品質の野菜を作ることができるのが農業のやりがいです。
取材協力:株式会社南国スタイル
場所:〒783-0036 高知県南国市福船372
TEL:088-855-3179
URL:http://nangoku-style.co.jp/
取材日:2020年12月
農業整水器での栽培方法:電解水素水を葉面散布と潅水に使用。
▼南国スタイル様のパプリカはこちらのサイトからもご購入いただけます
http://nishijima.shop/shopbrand/ct7/
▼農業用整水器について詳しくはこちら
https://www.nihon-trim.co.jp/product/ag/